Service 私たちの活動
Rediscover project
CACLのRediscover projectは、従来なら廃棄される可能性のあった規格外となった伝統⼯芸品や震災でうまれた陶磁器⽚の廃材に新たな価値を⾒出し、九⾕焼や輪島塗などの異なる⼯芸を融合させることで、新しいアート表現を追求していきます。
Exhibition
能登半島地震で破損した陶磁器片を新たな造形物へ。金沢21世紀美術館「すべ てのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」にRediscover projectが出展
11/02/2024 → 03/15/2025
金沢21世紀美術館
2024/4/16〜4/22、イタリア・ミラノ近郊で開催の「第62回ミラノサローネ国際家具見本市」にアート作品を展示しました
04/16/2024 → 04/22/2024
イタリア
2024/10/5〜 11/3、Mikke Galleryで開催のアート展覧会「迷宮への介入」に出展
10/05/2024 → 11/03/2024
Mikke Gallery(東京都新宿区四谷1丁目4 四谷駅前ビル 5F)
Statement
人は時折、誰かが決めた画一的で完成されたものを美しいと思い込む。
規格外だといって価値あるものを弾き出す。
あの日、能登は分断された。電気や交通のインフラ障害だけではない。
「不要不急」、「ボランティア自粛」。右向け右の秩序ある社会が、さらに分断を深めていったのだ。
Rediscover projectは、能登半島地震で破損した九谷焼や輪島塗、珠洲焼といった同じ石川県でありながら別々の工芸として成立していたもの、
本来なら廃棄となる規格外や不完全とされるもの…
あらゆるものを融合させ、新たな表現として命を吹き込む。
無数のかけらが、変幻自在に表現をなす。
一つとして同じものはない。一人として同じ人はいない。
その存在自体を尊重し、価値を見出そう。全ての職人にリスペクトを込めて。
目の前を覆うアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に気づくこと。
Rediscover projectは、真の多様性を再発見する。
完璧でないと弾かれる社会の縮図に、問いをかける。
Process
「Stand with NOTO」から「Rediscover project」へ
能登半島地震の直後に立ち上がったプロジェクト「Stand with NOTO(Hope with NOTO)」。復興支援の一環として、まずは輪島塗の職人の仮設工房の設置と仕事創出に取り組んできました。クラウドファンディングによって資金を調達し、能美市に仮説工房を設置。また、九谷焼の陶磁器片をつなぐことで輪島塗の職人の仕事を創出。国内外で展示・販売も行ってきました。
活動開始して半年。震災復興のフェーズから、活動を更に発展・変容させ、次のステージへと進みます。
Rediscover projectは、(株)CACLが、輪島塗の職人や珠洲焼の職人、九谷焼の工房と共に設立しました。廃棄される可能性のある伝統工芸品や規格外のものに新たな価値を見出します。
九谷焼や輪島塗などの異なる工芸を融合し、廃材や規格外品を使った新しい表現を追求します。
Member
実行委員長
奥山 純一(CACL 代表)
慶塚 英信 (輪島塗作家)
江端 博行 (輪島塗蒔絵師)
江端 俊雄 (輪島塗蒔絵師)
大向 正浩 (高州堂/輪島塗卸売)
清水 武徳 (珠洲焼作家)
鍛治 ちえみ (珠洲焼作家)
宮脇 まゆみ (珠洲焼作家)
北野 広記 (北野陶寿堂/九谷焼製造・卸売)
藤田 努 (藤田美山/九谷焼製造・卸売)
伊野 功一 (伊野正峰/九谷焼製造・卸売)
宮吉 勝茂 (宮吉製陶所/九谷焼製造)
山前 敬洋 (山前製陶所/九谷焼製造)
嶋田 守克 (嶋田陶器/九谷焼製造・卸売)