About Rediscover Projectとは
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A
Colorful
Life
CACLは、⽯川県発の「陶磁器⽚アートカンパニー」です。
私たちは、本来なら規格外や廃棄物となっていく工芸品や陶磁器片を収集し、アート作品やマテリアルとして再活用し命を吹き込む表現活動を行います。
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Purpose
色彩豊かな営みを
創造する -
Mission
リフレーミングの
機会提供
Top profile
株式会社CACL 代表取締役奥山純一
静岡⼤学教育学部を卒業後、外資系⼈材総合サービス会社に⼊社し、⾦沢⽀社に配属となる。営業時代、企業から障害者雇⽤について相談をされるものの、⼒になれずに悔しい思いをしたことと、⾃⾝の⺟親が難病をきっかけに精神疾患を患い、社会とのつながりが断絶していく姿に違和感を覚えていた。2012年、ヴィスト(株)を設⽴。社会とのつながりに障がいを感じる⼈を対象に就労⽀援事業を開始。複数の事業を展開し、⽯川県‧富⼭県‧神奈川県に20拠点以上を展開。2022年9⽉、創業から10年の節⽬で、ヴィスト(株)をKHホールディングス(現株式会社ミチルワグループ)に譲渡。2023 年11⽉から2024 年8 ⽉まで株式会社ミチルワグループ取締役に従事。2023年(株)CACLを創設。九⾕焼がさかんな⽯川県能美市に拠点を置き、誰もが⾃分の命を燃やせる社会を⽬指して活動している。2024年1⽉1⽇能登半島震災を受け、輪島塗の職⼈の仕事創出と⼯房再建に向け、プロジェクト「Stand with NOTO」を⽴ち上げる。
創業ストーリー
2012年、私は障害福祉事業を始めました。母親の難病をきっかけに、「障害のある人にとって働きやすい環境や仕組みを作ることを通して、誰もが生き生きと働ける社会を創造する」という強い思いが芽生えたからでした。自ら立ち上げた障害福祉事業の会社「ヴィスト株式会社」で、10年にわたり、この目標を追求。努力を重ね、成果を上げてきました。しかし、既存のやり方に限界を感じる部分もありました。そんな中、プライベートでニューヨークのメトロポリタン美術館へ行く機会がありました。現代アートに触れ、作家のメッセージを強烈に受け取ったことが私の視野を広げました。言葉を超えたアートの力に、感激し、震えました。その後訪れたアンテロープでの体験はより強烈で、ただあること、存在していることそのものが美しく、高い芸術性を備えているアートであることに気づきました。これらの体験は、アートや芸術を通して、誰もが生き生きと暮らせる色彩豊かな世の中を実現できるとの気づき、確信につながっていきました。アートで思い出したのが、九谷焼です。かつて友人が営む九谷焼ギャラリーに足を運んだ際、「九谷五彩」と呼ばれる彩り豊かな作品に芸術性を感じたことが強く印象に残っていました。また、焼き物は石や土という自然の産物から生み出されるものでもあります。ニューヨークやアンテロープでの感動が、九谷焼とつながった瞬間でした。高い芸術性を備えた九谷焼。しかし、私が産地の方々と対話するうちに、いくつもの課題を抱えていることを知ります。販売されるまでのプロセスにおいて、1割が廃棄されている課題。事業継承と人手不足の課題。一方、福祉の世界では、仕事の創出が大きな課題となっています。新しい事業を通して、複合的に問題解決ができるかもしれない。こう考え、私は伝統工芸「九谷焼」の地で、同じ思いを持つ仲間たちとともに陶磁器片アートカンパニー「CACL」を立ち上げることにしたのです。
History
2023.06 | 株式会社CACL設立 |
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2024.02 | 障害者就労支援事業所(A型)「CACL Factory」開所 |
2024.03 | 能登半島地震を受け、輪島塗の塗師屋である高州堂とクラウドファンディングのプロジェクトとして「Stand with NOTO」を立ち上げる。社屋の一部を被災した輪島塗職人のための仮工房として開放。同じく被災した九谷焼の陶磁器片を金継ぎすることを通して職人の仕事創出に取り組む。 |
2024.03 | 東京で行われた「TCS24(TOKYO CREATIVE SALON 2024)」にて、仮工房で生まれた作品を展示 |
2024.04 | イタリアミラノにて行われた「ミラノサローネ国際家具見本市」にて、仮工房で生まれた作品を展示 |
2024.05 | クラウドファンディング「Stand with NOTO」にて、1,073人の支援により22,152,000円の支援金を達成 |
2024.09 | 九谷焼巨匠 武腰敏昭氏の壁画【望郷】、救出プロジェクト開始 |
2024.10 | 東京開催「Mikke Gallery」の「迷宮への介⼊」に作品を展示 |
2024.10 | 石川県・那谷寺の「NAKED 夜さんぽ」イベントの一角で「Rediscover Project」としてアート作品を展示 |
2024.11 | 金沢21世紀美術館の20周年企画「すべてのものとダンスを踊ってー共感のエコロジー」に「Rediscover Project」として出展 |
Company
社名 | 株式会社CACL |
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所在地 | 〒923-1245 石川県能美市辰口町リ56番地 |
代表者 | 奥山 純一 |
設立 | 令和5年6月1日 |
Tel | 0761-48-8004 |
Logo
リフレーミングの機会提供と繋がり
リフレーミングとは、ある枠組みで捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。CACLの「CL」を鏡文字にする事でMissionの「リフレーミングの機会提供」を表現。さらにCACLの活動を通して成される人、アート、文化、社会との繋がりを削ぎ落とした等幅ラインの繋がり文字でデザインした。
Design:Hayato Yamada(Hikidashi.inc)