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陶磁器片などを用いた石川県発の実験的なプロダクトブランド「KAKERA」がローンチ

2025.07.03

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九⾕焼がさかんな⽯川県能美市に拠点を置く株式会社CACL(石川県、代表・奥山純一)は7月3日、陶磁器片 などのマテリアルを用いた新たなプロダクトブランド「KAKERA」を立ち上げたことをお知らせいたします。

※公式サイト: https://cacl.jp/kakera/
※公式インスタグラム: https://www.instagram.com/k_a_k_e_r_a

CACLについて

株式会社CACLは九⾕焼がさかんな⽯川県能美市に拠点を置く企業です。伝統工芸を継承する人手の不足と、障 がいのある人の働く選択肢の狭さや低賃金という2つの課題を掛け合わせ、解決するための事業を展開。これま で、陶磁器片をつなぎ合わせたアートピースやプロダクトの制作を行ってまいりました。

2024年の能登半島地震をきっかけに「Stand with NOTO」プロジェクトを立ち上げ、復興支援の一環として、 輪島塗の職人の仮設工房の設置と仕事創出に取り組んだほか、九谷焼の陶磁器片に珠洲焼片や輪島塗の技術など を加えて、より進化したアートプロジェクト「 Rediscover project 」も始動。能登半島地震 で破損した陶磁器 片からアート作品をつくり、金沢21世紀美術館「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」に出展 いたしました。

今回、廃棄される可能性のある伝統工芸品や規格外のものの新しい価値を再定義すべく、陶磁器片などを用いた プロダクトやマテリアルの探求・制作をするための実験的なブランドとして「KAKERA」を立ち上げました。

金沢21世紀美術館「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」での展示の様子

ブランド概要

誰かが決めた規格の外に存在するもの。なんらかの理由で使えなくなり、捨てられてしまったもの。でも、それ は同時に、なにかを生み出すためのピースであり、自然と生まれた、無作為の輪郭であり、これまで知らなかっ たモノの見方に出会うためのきっかけでもある。わたしたちは、そんな世に取り残されたさまざまな“かけら”を 使って、さまざまなプロダクト / マテリアルを生み出すブランドです。

※ブランドロゴについて

能美の工房にて、さまざまな人に陶磁器片を組み合わせて「KAKERA」の頭文字である「K」をつくってもら い、偶発的なデザインをそのままロゴに落とし込みました。かけらの可能性を可視化すべく、複数のロゴ案をす べて採用するとともに、今後もプロダクトにあわせて流動的にロゴを採用していく方針です。

今後の活動について

これまでもKAKERA名義ではないものの、金沢21世紀美術館での展示にあわせてミュージアムショップで陶磁 器片を使ったHASHI STANDを販売してきたほか、廃棄寸前の九谷焼陶磁器片をアップサイクルし、永山祐子建 築設計等とコラボーレーションした玉川髙島屋S•Cのテラゾーベンチ(※)を制作したり、Arflex Japan「器と 暮らしのチャリティーフリマ」にて九谷焼片を使ったプレートを販売するなど、陶磁器片を中心にマテリアル・ プロダクトの可能性を模索してまいりました。今後はKAKERAとして、陶磁器片に限らず、さまざまなマテリア ルを活用しながら、新たなプロダクトの制作にチャレンジしていきたいと考えています。

※【プレスリリース】廃棄寸前の九谷焼陶磁器片をアップサイクル。永山祐子建築設計等とコラボーレーションしたテラゾー ベンチが玉川髙島屋S•Cにて公開: https://cacl.jp/topics/pr_20241220/

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