JP EN
TOP Topics 赤坂サカス防災フェス2024にCACLが出展

Topics お知らせ

赤坂サカス防災フェス2024にCACLが出展

12月 19,2024

event

11月23日・24日に東京・赤坂サカス広場にて開催された「赤坂サカス防災フェス2024」にCACLが出展しました。「赤坂サカス防災フェス2024」は防災について親子で学ぶイベントで、今年で2回目の開催。見たり・聞いたり・体験しながら楽しく防災について学べるイベントです。

イベントでははしご車やVR車など消防系の車両はもちろん、白バイやパトカーの乗車体験ができたり、防災食や防災関連用品などを扱う企業等も数多く出店。

CACLは「買って応援できる!被災地支援ブース」にて伝統工芸品である九谷焼と珠洲焼の陶片を使った箸置きのワークショップを開催いたしました。
ご一緒させて頂いた出張輪島朝市さんではかに汁や海産物を販売。当社スタッフも美味しいカニ汁を頂きました。
今年の元旦に発生した能登半島地震では、ご存知の通り甚大な被害が出ました。人的被害や建物の被害の悲惨さは皆様も報道などを通してご存じかと思いますが、九谷焼や珠洲焼といった工芸品も例外ではありません。今回の震災により、多くの九谷焼や珠洲焼などが割れてしまいました。九谷焼は通常時でも制作の過程で全体のおおよそ10%が規格外などで廃棄になると言われています。それに震災の被害分がプラスされるので、かなりの量になることがわかるかと思います。実際、震災後に弊社で引き上げさせて頂いたものだけでもなんと6tもの物量になりました。いかに今回の被害が甚大だったかがわかるかと思います。

今回のワークショップはそういった震災で壊れてしまった陶片や、生産の行程でどうしても出てしまう規格外の陶片を集めて細かくし、ケガをしないよう角を丸く加工
したものを使用して、オリジナル箸置きを作るワークショップです。お客様には九谷焼(5色)と珠洲焼(1色)の計6色の中からお好きな陶片をお選びいただき、金箔と一緒に固めて、世界にひとつだけのオリジナル箸置きを作っていただきました。

おかげさまで2日間のワークショップは大盛況!下は3、4歳の小さなお子様から、上は60代くらいの方まで本当に多くの方がご参加くださりました。たくさんご用意していったのですが、2日目の早々に売り切れてしまう盛況ぶりで、大変嬉しく思いました。皆様が体験をされる中で
「能登半島のために何かしたいと思っていました」
「九谷焼は知っていたけれど、実物を見たり触れるのは初めて」
「陶片と金箔がキラキラしていてかわいい」
「九谷焼きはつるっとしていて、珠洲焼はざらっとしていて面白い」など
いろんなお声が聞けたのも印象的でした。

CACLでは、本来なら規格外や廃棄物となっていく工芸品や陶磁器片をアート作品やマテリアルとして再活用し、リフレーミングをする機会を提供しています。今回のワークショップもそのリフレーミングのひとつです。これまでは廃棄物となっていた九谷焼や珠洲焼の陶片を、箸置きのワークショップという体験を通すことで、九谷焼や珠洲焼についての興味・理解を深めることができます。今回のワークショップが能登半島地震や防災について皆さんが少しでも考えるきっかけになったのであれば幸いです。

展覧会概要
赤坂サカス防災フェス2024

会場:東京・赤坂サカス広場
日程:11月23日・24日

Contact 取材やプロジェクトに
関するお問い合わせ