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Forbes JAPAN「CULTURE PRENEURS AWARD 2025」授賞式が京都で開催。今年受賞の奥山純一・CACL代表が登壇し、スピーチ

2025.10.27

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Forbes JAPANが実施する「CULTURE-PRENEURS 30 2025」特集にてカルチャープレナーの一人に選出された株式会社CACL代表の奥山純一が10月13日、京都にある鮒鶴京都鴨川リゾートで開催された「CULTURE-PRENEURS AWARD 2025」授賞式に参加し、スピーチを行いました。

 

「カルチャープレナー」特集とは

カルチャープレナーとは、文化やクリエイティブ領域の活動によってそれまでになかった新ビジネスを展開し、豊かな世界を実現しようと試みる文化起業家のこと。今回で3回目となるこの特集では、17人のアドバイザリーボードの協力を得て、これからの成長が期待できる45歳以下の文化起業家を中心に候補者を推薦し、編集部の審査によって30組が選出されました。

※公式サイト:https://forbesjapan.com/feat/culture-preneurs30-2025/

 

授賞式の様子

授賞式では、「CULTURE-PRENEURS 30(カルチャープレナー30)」の受賞者30名と特別賞を加えた総勢31組を表彰。カルチャープレナーの今年選出された30組のうち23組と、共催の京都市による「京都市特別賞」、協賛の東京建物による東京建物「YNK賞」に選出された各1組の、合計24組が会場に集結し、それぞれが受賞記念の楯を受け取り、受賞の喜びを語りました。

 

※授賞式の詳細リリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000017289.html

 

 

 

奥山純一コメント

このような素晴らしい場にお招きいただき、ありがとうございます。私たちCACLは九谷焼の産地・石川県能美市に拠点がございます。そこで、割れた九谷焼の陶磁器片や能登の珠洲焼き、輪島塗などのかけらを融合して、これまでにない新しいものを制作する活動をしています。私はアーティストではありません。ともに働く職人一人ひとり、また同時に運営している障害福祉施設で働くみなさんとともにつくりあげているのです。この章は、地域のすべてのみなさんに捧げたいと思います。

 

奥山純一プロフィール

1984年4月6日生まれ、岐阜県出身。母が難病によって社会から分断される姿を目の当たりにしたことをきっかけに、2012年に障害福祉事業を行う会社を創業。北陸を中心に20拠点以上を展開し、2022年に事業を譲渡。2023年には、担い手不足や事業継承に課題を抱える伝統工芸と障害福祉を掛け合わせた事業を展開する株式会社CACLを設立。九谷焼の窯元を訪れた際、規格外品として破棄される陶磁器片を目にし、その姿が、障害のある人が社会から切り離される状況と重なって見えたことから、陶磁器片の活用に関する実験を開始した。2024年元日に発生した能登半島地震の時には、破損した九谷焼をつなぐ取り組みを通じて、被災した輪島塗職人に新たな仕事を生み出し、CACL内に仮設工房を設置。現在は、陶磁器片をはじめ、使えなくなったものや役目を終えた素材を活かした表現活動や商品展開に取り組んでいる。

 

CACLについて

株式会社CACLは九⾕焼がさかんな⽯川県能美市に拠点を置く企業です。伝統工芸を継承する人手の不足と、障がいのある人の働く選択肢の狭さや低賃金という2つの課題を掛け合わせ、解決するための事業を展開。これまで、陶磁器片をつなぎ合わせたアートピースやプロダクトの制作を行ってまいりました。2024年の能登半島地震をきっかけに「Stand with NOTO」プロジェクトを立ち上げ、復興支援の一環として、輪島塗の職人の仮設工房の設置と仕事創出に取り組んだほか、九谷焼の陶磁器片に珠洲焼片や輪島塗の技術などを加えて、より進化したアートプロジェクト「Rediscover project」も始動。能登半島地震で破損した陶磁器片からアート作品をつくり、金沢21世紀美術館「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」に出展いたしました。今年7月には廃棄される可能性のある伝統工芸品や規格外のものの新しい価値を再定義すべく、陶磁器片などを用いたプロダクトやマテリアルの探求・制作をするための実験的なブランドとして「KAKERA」を設立。パルファム ジバンシイとのコラボレーションを実施したほか、LIXIL、永山祐子建築設計との3社で能登の伝統的風景を未来へと継承していく共同プロジェクトを発足しています。

 

会社概要

社名:株式会社CACL
公式サイト:https://cacl.jp/
所在地:〒923-1245 石川県能美市辰口町リ56番地
代表者:奥山純一
設立:令和5年6月1日
Tel:0761-48-8004

 

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