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「Rediscover project」がいしかわエコデザイン賞 サービス・建築領域の銀賞を受賞
2025.11.05
表彰式にて、奥山純一・株式会社CACL代表(左)と馳浩・石川県知事(右)
株式会社CACLが中心となり手がける「Rediscover project」が10月3日、石川県が主催する「いしかわエコデザイン賞 2025」のサービス・建築領域にて、県民Web投票により銀賞に選出されたことを報告いたします。「破損した陶磁器片で多様性ある社会を目指す Rediscover project」として、様々な役割の人々を繋ぎ、破損品から価値を生むことの先進性と発信力を高く評価いただきました。
いしかわエコデザイン賞について
いしかわエコデザイン賞は、カーボンニュートラルの実現(地球温暖化対策)、里山里海保全などの自然共生、資源循環(3R)、環境保全のための情報発信やパートナーシップ(参加・国際的取組)など、持続可能な社会の実現に繋がる、石川発の優れた「製品(モノづくり)」「サービス・建築(コトおこし)」「教育・社会活動(ヒトづくり)」を育むことを目的とした賞です。
※公式サイト:https://www.pref.ishikawa.jp/ontai/ecodesign/index.html
奥山純一コメント
石川県に拠点を置く企業として、受賞を大変ありがたく受け止めています。石川県は歴史的にも魅力的なまちです。現代の価値観からすれば廃棄となってしまうものも存在していることでしょう。ものの見方を変え、これまでは事例がなく不可能とされていたようなことにも、果敢にチャレンジしていきたいと思います。今回は銀賞でしたが、さらなる高みを目指して、今後も活動を続けていきたいと思います。
CACLについて
株式会社CACLは九⾕焼がさかんな⽯川県能美市に拠点を置く企業です。伝統工芸を継承する人手の不足と、障がいのある人の働く選択肢の狭さや低賃金という2つの課題を掛け合わせ、解決するための事業を展開。これまで、陶磁器片をつなぎ合わせたアートピースやプロダクトの制作を行ってまいりました。2024年の能登半島地震をきっかけに「Stand with NOTO」プロジェクトを立ち上げ、復興支援の一環として、輪島塗の職人の仮設工房の設置と仕事創出に取り組んだほか、九谷焼の陶磁器片に珠洲焼片や輪島塗の技術などを加えて、より進化したアートプロジェクト「Rediscover project」も始動。能登半島地震で破損した陶磁器片からアート作品をつくり、金沢21世紀美術館「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」に出展いたしました。今年7月には廃棄される可能性のある伝統工芸品や規格外のものの新しい価値を再定義すべく、陶磁器片などを用いたプロダクトやマテリアルの探求・制作をするための実験的なブランドとして「KAKERA」を設立。パルファム ジバンシイとのコラボレーションを実施したほか、LIXIL、永山祐子建築設計との3社で能登の伝統的風景を未来へと継承していく共同プロジェクトを発足しています。
Rediscoverプロジェクトについて
「Rediscover project」は、製造の過程で規格外となった九谷焼や、能登半島地震で破損した九谷焼・珠洲焼などのかけらに新たな命を吹き込み、輪島塗の技術などを加えることで、これまで交わることのなかった素材や技法、文化をつなぎ合わせる、新たな表現活動です。「価値のないものなどない」という想いのもと、あらゆる表現を通して、ものの見方を変える活動を続けています。2025年11月24日まで、金沢21世紀美術館にて「オトボン・ンカンガ」との共同制作プロジェクト《シェイプド・バイ・メニー》に参画しています。
※公式サイト:https://rediscoverproject.jp/
会社概要
社名:株式会社CACL
公式サイト:https://cacl.jp/
所在地:〒923-1245 石川県能美市辰口町リ56番地
代表者:奥山純一
設立:令和5年6月1日
Tel:0761-48-8004
